「ギャルゲー」はしばしば「エロゲー(アダルトゲーム)」と同列のものとして扱われがちだが、大まかな違いとして、
エロゲー
性描写を含むため、条例およびコンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)やコンテンツ・ソフト協同組合(CSA)(旧・メディア倫理協会)による審査の結果に基づき、規制の対象となっている(ソフ倫による指定ではR指定=15禁もあり、こちらも年齢の下限による購入の規制があることから、含めることが多い)。
ゲームやジャンルによっては性描写に加え、残虐な殺傷や犯罪(特に強姦や強制わいせつなどの性犯罪、および犯罪(者)を肯定する表現など)などの描写が付随するものもある。
また「エロゲー」といった場合は「ギャルゲー」と違い攻略対象が女性である作品に限らず、男性同士の同性愛を描写する作品(ボーイズラブゲーム)なども含まれる。
攻略の対象となる人物はソフ倫の倫理規定(禁止事項 6項「年令制限について」より)などにより、「性交渉を行う人物は全て18歳以上である」または「本ゲームにおいて18歳未満のキャラは登場しない」という趣旨のルールを敷いて強調[1]し、または年齢を特定できる描写をしないとされている。
そのため、攻略対象が学生である場合、年齢に関する言及を避けるよう「〜高校 → 〜学園・〜大学[2]」「女子"高"生 → 女子"校"生」とするなど、わざとあやふやな表現に置き換えられることが多い(フリーター、教師、看護師、OLなどの職業に就いている設定の場合、ほぼ全員が18歳〜20代以上と認識されるため、あまり言及されない)。
但し、CSAの倫理規定では登場人物の年齢の制限がないため、CSAによる審査を受けたものについてはこの限りではない。
ギャルゲー
PCゲームの場合、ソフ倫の審査により「一般ソフト作品」として認定されたソフト(例: 『卒業 〜Graduation〜』、『CLANNAD』など)を指すが、現在のところコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)による審査を受けて発売された実績がない(CEROに比べると便宜上の全年齢対象として認定する基準が緩いことや、全作品で同機構の審査を受けなければならないため)。
上記のエロゲーと異なり、攻略の対象となる人物は中学生~高校生に設定されていることもあり、ゲームによっては中学校・高等学校の課程にあることを特定できる、明確な描写や設定がなされていることもある。
家庭用の場合、ほとんどのメーカーがCEROへ審査を依頼し、その結果に基づくレーティング制度を取り入れており、恋愛・セクシャル、その他の表現の度合いにより、ほとんどが「B 12才以上対象」・「C 15才以上対象」・「D 17才以上対象」の区分に指定されているが、「Z 18才以上のみ対象」の区分でもない限り、購入の規制とならない。
(そもそもCEROで禁止しているが)ともに直接的な性描写を含むことはまずありえず、「Z」区分を受ける場合でも、流血などの暴力的な要素によることがほとんどである。
以上のような違いがあるが、一般的なギャルゲーの定義としては、後者のように購入の規制がなされない場合の方が多い。類似の概念に美少女ゲーム、萌えゲームがある。
欢迎光临 YUKI 飛雪之城 (https://yukict.com/bbs/) | Powered by Discuz! 6.0.0 |